睡眠は人間の生活にとって必要不可欠なものです。
睡眠時間(どれだけ眠るか)には個人差がありますが、良い睡眠が取れない時間が続くと、生活における活動を顕著に低下させてしまいます。
「日中とても眠たい」「倦怠感がある」「目覚めの悪さ」など、わかりやすい症状であることも多いです。
昼間活動して夜眠る、という「普通のリズム」がとれなくなり、日常生活に支障をきたした状態を睡眠障害と呼びます。
当院で、睡眠に関するトラブルを診察で解決しませんか。
【睡眠障害の主な疾患】
睡眠呼吸障害(睡眠時無呼吸症候群) / 不眠症(入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒) / 過眠症 / 概日リズム睡眠障害 / 睡眠時随伴症 等
「睡眠の問題」といっても、うつ病や、糖尿病などの生活習慣病、認知症などの神経変性疾患と密接に関わっていることもあります。まずは一度ご相談ください。
睡眠時のトラブルは、日常生活へ不調をきたす元となります。
良く耳にする「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」などは特に、夜間睡眠中に何度も呼吸が止まってしまう現象などもあり、本人よりもご家族の方が不安を覚えることも多いのではないでしょうか。
※ 睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS) …
空気の通り道である上気道が狭くなることが原因で、睡眠中に無呼吸を繰り返す病気。様々な合併症を起こす要因となる。
成人男性の約3~7%、女性の約2~5%にみられる。
男性では40歳~50歳代が半数以上を占める一方、女性では閉経後に増加傾向。
睡眠中の呼吸状態の評価を行い、1時間あたりの無呼吸低呼吸指数を調べ診断。
睡眠時無呼吸症候群の治療は多くの場合、時間をかけて治していくことになります。だからこそ、ご家族の協力も得て、重症度を把握し治療に納得することがまず大切です。
治療方法には、症状を緩和させるもの(対症療法)と、根本的に原因を取り除くもの(根治療法)とがあります。
どれが良いということではなく、患者様の状態に合わせて最適な治療方法が選択されます。
また、生活習慣の改善・体質の改善(肥満気味の方の場合、首・喉まわりの脂肪が気道を狭めている等)も含め、総合的に治療して行く必要があるのです。
睡眠時無呼吸症候群の多くは「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」です。
日中の眠気や居眠り・いびきが大きい・夜間の頻尿・記憶力の低下・倦怠感など、ご本人にもご家族にとっても辛い症状が出てきます。
症状が長引く場合には、高血圧・脳梗塞・心筋梗塞・糖尿病・うつ病などの発症要因になることもわかっています。(成人SASでは高血圧、脳卒中、心筋梗塞などを引き起こす危険性が約3~4倍高くなると言われる。)
良く眠れる状態は、結果として活力のある生活に繋がっていきます。
当院では睡眠に関する全ての障害について、問診や専門の検査を経て、症状が改善するよう治療して参ります。まずはご相談ください。