それぞれの装置の特徴
CT(コンピュータ処理断層装置)とは、エックス線と コンピュータを使い、輪切りの絵を連続して写すことにより身体の内部を検査する方法です。
MRI(磁気共鳴画像装置) とは、強い磁石と電波(ラジオなどに使われている)を使って身体内部の状態を検査する方法です。
痛みはなく、どちらも横になっているだけで、機械が身体の画像を撮影して検査します。
どちらも身体の精密検査には変わりないのですが、それぞれに得意な分野、不得意な分野を持っています。
ですから、2つ装置の特徴をうまく活かすよう、その人に合った検査が順序立てて行われていきます。
CT検査およびMRI検査を受ける際、疑問点などあれば、どうぞお気軽に医師または、診療放射線技師にお尋ね下さい。
当院は、マルチスライスCTとMRI(超電導1.5テスラ/GEヘルスジャパン/Brivo MR335 1.5T)にて検査を行っています。
ご不明な点は、当院窓口までお問い合わせください。
また、診察時に、医師・看護師に遠慮なくご質問ください。
CTとは
CT=Computed Tomographyの略でコンピュータ断層撮影法と呼ばれています。
原理は、被写体の周囲からX線を照射し人体を透過した投影データからコンピューターによる画像再構成により断層像を得る装置です。
CT検査の特長
広範囲の薄い横断像を短時間で撮影でき、内部の構造・形態がわかります。
画像処理によって、多方向からの観察や断層像が得られます。よって実物に近い表現が可能で、撮影物の構造が分かりやすくなります。
X線被ばくがありますが、近年の機器の進化に伴い、より少ない線量でも検査が可能になってきています。
MRIとは
MRI=Magnetic Resonance Imagingの略で磁気共鳴メージングと呼ばれています。
原理は、強力な磁場と電波(パルス)を使って人体の水素原子核の状態をみることで、疾患を画像化するものです。
なぜ、水素原子か?…その理由は、人間の体内の中で最も多いから。
水分で70%。脂肪を含めると約90%に及びます。そこで水素原子を診れば中がわかる、というわけです。
MRI検査の特長
全身の幅広い部位を調べることができます。特に頭部や脊椎、四肢などの関節といった比較的動きが少ない部位の検査が得意分野です。
CT検査と違って被ばくの恐れや造影剤を服用する必要がないため、比較的体に負担の少ない検査であると言われます。
ただし磁気を利用するので条件はあります。検査を受ける前には必ず受診条件の確認が必要です。
撮影する情報量が多く時間がかかるため検査時間は長くなりますが、30〜40分ほど横になるだけの検査なので、体に負担が少ない検査方法として注目されています。
機器により「音が鳴る」「筒状の狭い場所へ入る」等の特長があるので、不安な方は事前に確認をしていただくのが良いでしょう。
検査時間・曜日は以下の通りです。
お電話で検査予約をお受けしております。
月~金曜日 8時30分~17時30分/土曜日 8時30分~11時30分
ご来院後は外来看護師が対応いたします。ご予約当日・予約時間の20分前には、当院にて受付をお済ませください。
ご不明な点は、当院窓口までお問い合わせください。
また、診察時に、医師・看護師に遠慮なくご質問ください。